夜風にさらされると気持ちがいい。みぞおちから食道にかけての痛みが少しだけ和らぐ。たまに、エッセイのネタが思い浮かぶときがある。今日は、エッセイのネタではなく早速腹部のエコーと胃カメラの検査がある。

　検査結果が良ければ言うことなしである。ただし、今回の場合は、今までに経験したことのない痛みなので心配している。案ずるより産むがやすしかもしれない。全て、杞憂に終わればいいけれど。

　やりたいことが山積している。その中で、優先順位をつけて一つずつ解決していきたい。どうか、何もないことを祈るだけである。食道がんではないことを祈っている。もし、食道がんだったらと考えると、正直に言うと怖い。

　身体にメスを入れると考えるだけで気が滅入る。以前、逆流性食道炎を患ったことがある。どうか、食道がんよりも逆流性食道炎の方がマシである。こんなことを夜風にあたりながら考えていた。

　悪い方に考えないようにしていきたい。ひょっとしたら、何もないかもしれない。しかし、今まで味わったことのない痛みなので、何が起因しているのか皆目わからない。だから、不安になるのである。

　眠れない日々が続く。大抵は3時前後に目覚める。目覚めてから歯を磨き、それから、海外ドラマを見ながら、エッセイを書いている。夜風にあたると、頭が冴えるのでスッキリとする。

　それから、今日、一日の予定を考えていきたい。今日は11時から検査なので、昨夜の10時以降は何も口にしていない。水は7時くらいまでなら飲んでもいいので、水を飲んでいる。7時以降は何も口にしてはいけない。

　辛いと言えば辛いけれども、身体のことを考えると致し方ない。これから、どういうことになろうとも、意識をしっかりと保ちたいものである。