This is a family heirloom.

It was written by Saigo Takamori.

![CA380054 - コピー.jpg](https://cdn.steemitimages.com/DQmPRD9WaVaLM8ecnT8eKTxzXxLHHoaaB9oV7eYTaSVUU7Q/CA380054%20-%20%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC.jpg)
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大河ドラマ『西郷どん』もクライマックスに差し掛かってきましたが、そんな西郷どん由来の品が実家にあります。

漢詩の掛け軸です。署名に南洲とありますが、これは西郷隆盛の雅号です。

だいぶ前になりますが、祖父母が亡くなった後、父が物置を整理していたら出てきたものです。

何故これが家にあるのか、どのような由来の品なのか、今となっては分かりません。

おそらく祖母が実家から持ってきたものではないか、と父は予想しています。

西郷隆盛の書には印刷物や贋作などが非常に多いそうですが、書いてある内容は以下です。

タイトルは「題楠公図」。

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奇策明籌不可謨

正勤王事是真儒

懐君一死七生語

抱此忠魂今在無

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「楠（なん）公（こう）の図（ず）に題（だい）す」
　
奇（き）策（さく）明（めい）籌（ちゅう）謨（はか）る可（べ）からず

正（まさ）に王（おう）事（じ）に勤（つと）むる是（これ）真（しん）儒（じゅ）

懐（おも）う君（きみ）が一（いっ）死（し）七（しち）生（せい）の語（ご）

此（こ）の忠（ちゅう）魂（こん）を抱（いだ）くもの今（いま）在（あ）りや無（な）しや

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楠木正成公(楠公)の奇抜な策略やはかりごとは、常人には測りがたいが、
正面から天子様の為に力を尽くした楠公こそ、真の儒者である。
楠公は自刃の際、「七たび生まれ変わっても敵をを滅ぼそう」と語ったが、
このような忠義の心を抱いているものが、今の世の中にいるであろうか。

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うちでは鑑定などせず、「本物」ということにしています。